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 北愛館は法人が設立され25年が経過した1999年(平成11年)4月に、たんぽぽの会(知的障がい児を持つ親の会)の【知的にハンディキャップを持つ子どもたちに、毎日安心して通い働くことのできる場所を】という想いを受け、定員40名の知的障害者通所授産施設としてスタートしました。

 現在は就労継続支援B型・生活介護の多機能型事業所として定員60名となり、椎茸の栽培・企業からの請負作業・施設外のお仕事など様々な仕事に取り組んでいます。多種多様な仕事を仲間同士で分担し、ひとりひとりが自分にあった「働く」を実現していけるように、働く環境や個人のペースに寄り添う支援を大切にしております。また、自分らしく働くことを続けられるように、利用者の皆さんの生活環境やライフステージの変化に応じて保護者や地域の関係機関と連携し、包括的な支援を進めております。

 この数年はコロナ禍により密集密接を避けた施設運営が求められていますが、この困難を機会に関係者の皆さんと沢山の対話を重ねることが出来、今まででは気が付けなかった支援が展開され、新たな繋がりも次々と生まれています。これからも、北愛館に集う幅広い世代の皆さんと共に「人と人をつなぐ心と笑顔」を大切にしながら日常を一緒に歩んでいきたいと思います。


障害福祉サービス北愛館 施設長  菊地 悟