
企業と福祉による共存共栄モデルとして「そのつづき共に。」
そして誰もが「ともに働く」地域共生社会の実現へ
私たちは「企業と福祉の共存共栄モデル」をコンセプトに掲げ、障がいのある方々が「自分らしく働く」ことを支援しています。資源循環を通じた社会貢献と、安心・安全な作業環境の提供、そして就労継続支援B型事業で月5万円以上の工賃還元を目指しています。
バックアップ施設には、同法人で就労支援を20年以上続けてきた北愛館があり、2施設で連携しながら、「自分のペースで成長する」「非鉄金属の仕事にチャレンジする」をそれぞれが実現できるように、多様な働き方の提案・個人の可能性に寄り添う支援を繰り返し、より多くの方が携われる事業所作りを進めています。
それぞれが学校を卒後した後も自身のライフステージに合わせて働く場所(北愛館・えこ・一般就労など)暮らす場所(自宅・グループホームなど)を選択し、安心できる仲間・関係者等に支えられ、自らも人と積極的につながり、地域共生社会の一員であることを自覚できる様、福祉の専門性を活かした作業支援や環境調整にも力を入れています。
就労継続支援B型事業所えこは、障がいのある方の働くを推進させ、「人と人」「人と仕事」「人と地域」そして「人と未来」がつながり続ける——そんな切れ目のない共生社会の実現に向け、企業と地域と未来が網目の様に複層的に繋がる地域社会の実現に取り組んでいきます。
これからも、皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社会福祉法人 愛敬園 就労継続支援B型事業所えこ 施設長 菊地 悟

えこの名称には鈴木商会(企業)と愛敬園が一緒にリサイクル作業を行う中で、仕分けした部材が新しい命に生まれ変っていく(リサイクルされるECO)、愛敬園の理念にある、人と人が支え合い・ふれあう心を大切にしていきながら、新しい循環型社会の中で利用者さんが安心して仕事を続けられるにように目指していきたいという思いが込められ令和6年10月から社会福祉法人愛敬園で開設する新たな事業所として誕生しました。
🌼「えこ」ってどんなところ?
自分のペースで働く。小さな「できる」を育てて、未来へつなぐ。 えこは、誰もが「自分らしい働き方」を見つけられる就労継続支援B型事業所です。
- 広々とした工場内(旧・鈴木商会様の施設)を活用した安全・快適な作業環境で、非鉄金属の仕分け作業を中心に、初めは手選別からスタート。金属の種類を覚えながら、少しずつ専門的なベルトコンベア作業へとステップアップしていきます。
- 朝の朝礼では、利用者・職員みんなで掛け声をかけ合いながら、心と体の準備をしてから作業開始。安全第一に、協力し合いながら日々取り組んでいます。
- 利用者が行事や余暇活動の内容を自ら企画する場面も大切にしています。一人一人の「できる」を発見し、のばしていく――そんな時間が、未来への進路や一般就労への道につながっていきます。
えこは、共生社会への新たなチャレンジに取り組んでいます。
🏭 作業環境のご紹介
えこでは、広い工場内を作業場として活用していますのでゆったりとした空間で、落ち着いて作業に取り組むことができます。
🚨 安全第一の取り組み
- 作業前には毎朝朝礼を行い、利用者・職員全員で掛け声(声出し)をして気持ちを整え、集中力を高めてから作業を開始します
- 転倒・怪我・機器操作などに関する安全指導を定期的に実施しています
- 事故防止のため、作業手順の見直しやスタッフの見守り体制も万全です
コンベアには作業者が巻き込まれることを防止する安全設備(緊急停止スイッチ)
フリーローラー
🚀 一般就労へのステップアップ支援
- 作業に余裕がある時は勉強会「テーマを決めて」を開催しています
💬 自己表現の場づくり
- 行事や余暇活動の企画を利用者自身が考えることで主体性を育む
- 余暇活動は年間4回(夏のバーベキュー・クリスマス会・お楽しみ会・1年間お仕事お疲れ様会)充実しています
- 月1回ランチ会の開催(利用者同士で話し合い)行きたいお店や・食べたい食事の内容を利用者同士で話し合い決めて頂いています
- 余暇・ランチ会の起案については利用者さん同士で話し合い決めている
🏭 作業紹介:非鉄金属の仕分け作業
えこでは、専門的なスキルの習得を目指した非鉄金属の選別作業を提供しています。
🔰 初めての方でも安心
- はじめは手作業による選別からスタート
- 作業を通して非鉄金属の種類(アルミ、銅、ステンレスなど)を少しずつ覚えていきます
🚀 ステップアップの流れ
- 非鉄金属の種類を数種類覚えた方から、ベルトコンベアによる選別作業へ移行します
- コンベアから流れてくる品目を素早く正確に選別する専門性の高い工程へと段階的にチャレンジしてきます
🌱 育成と成長の場
- 覚える力、集中力、判断力などをじっくり育てられる環境の中で、少しずつ自分の「できる」が増えていく実感を持てるよう支援しています


自分の作業時間に合わせた働き方

【利用者】
卒後も住み慣れた地域で、安心できる仲間・関係者等に支えられ、自らも多様な人と積極的につながり、地域共生社会の一員であることを自覚しながら、自身のライフステージに合わせて働く場所(北愛館・えこ・一般就労など)暮らす場所(自宅・グループホームなど)を選択しながら持続的可能な暮らしを実現する。
【企業】
非鉄金属の再生事業を通して地球の資源循環に貢献しながら、障がい者の働く機会の創出という新たな社会的価値を生み、福祉だけでは実現できない安心安全に働ける作業環境の提供、そして道内平均を大きく上回る工賃還元により、誰一人取り残さない循環型社会の実現を目指します。
【福祉】
資源のリサイクルを担う仕事により多くの利用者がチャレンジできるように福祉の専門性を発揮して作業支援・環境調整を行い、人と人・人と仕事・人と地域・人と未来がつながり続ける、切れ目のない共生社会の実現を目指します。